全力ライオン
動物は教訓や例え話によく使われる。
理性的な動物である人間を本能で生きる畜生の生態で例えたり教育したりするという
人間の尊厳を踏みにじったものです。
例えば..
「○○の犬になる」
犬が人間のいうことをきく事から
自分のない忠実なしもべ的な意味で使われます。
○○の部分には「政府」や「権力者の名前」が入ります。
(権力者の名前がパブロフだったら
パブロフの犬めっ...!というようになる)
「ライオンはたとえ一匹のウサギであっても全力で狩る」
簡単な事にも手を抜くな、全力でぶつかれ、といった事を百獣の王ライオンで例えて教訓にしようという魂胆です。
コスパ悪くね??
野生のライオンは軽くても120kg、重くて240kgです。
十両力士の平均が150kg、もっとも重くて逸ノ城の212kg、
ライオンはほとんど力士と言えるでしょう。
力士は1日に8000kcalの食事をします。
一匹のウサギを全力で狩るために消費するカロリーを考えたらウサギを一匹食べたところで赤字になることは簡単に想像できます。
ライオンは基本的に群れで暮らします。
この群れは「プライド」と呼ばれ、多くて40頭の群れになります。
力士は基本的に群れで暮らします。
この群れは「相撲部屋」と呼ばれ、多くて40人が在籍しています。
(貴乃花部屋などカリスマだと60強)
ライオンはほとんど力士と言えるでしょう。
ライオンの中に狩りが下手なものや怪我で狩りに出られないものがいるように
力士にもちゃんこが下手なものや怪我でちゃんこに出られないものがいます。
そういった力士のために余分に作らなければならない個体がいます。
全力ちゃんこを多くこなさなければなりません。
1ちゃんこでもカロリー赤字なのに余分にちゃんこる。
「ライオンは一匹のウサギ相手でも全力を出す」
意味を見直して行くべきです。
これからは「コスパが悪いさま」
という意味にしていきましょう。