スラム街のリストランテ

たいへ〜ん!わたしたちがハッピーセットになっちゃった!!

愛をもって

大学時代の授業を思い出すことがある。

先生が印象的だった。

 

それは考古学の授業で先生はよその大学から週に1時間だけくるいわゆる講師だった。

 

ハゲていて顔も死にかけの鳥みたいだが

考古学の発掘作業を精力的に行ういい感じの先生だった。

 

 

 

ただ欠点があるとすれば

めちゃくちゃ卑屈だった。

 

 

 

私の通っていた大学よりランクの低い大学から来ている先生だったのですが

高校で習う程度の言葉が出てくるたびに

 

「いや〜この大学のみんなはわかるよね!うちのH大学の奴らとは違うね!」

 

 

と、なんか漫画に出てきそうな名前の大学と比較して褒めちぎってくるのです。

 

 

悪い気はしない、と最初は思った。

 

 

しかし毎回毎回言われるし、うちの大学もそんなに賢い方ではない。

 

煽られてる...?

 

しかし先生のよいしょは止まらない。

毎週毎週相対的な賢さを褒められている。

 

 

しかしこの褒めには意図があったのだ。

 

 

前期の授業も後半に差し掛かりテストの説明レポートの説明などが増えてきたそんな時

 

 

「夏休み中に発掘調査をするのでボランティア募集します!H大学よりもこの大学の人はいっぱいきてくれるでしょうね〜〜!!」

 

 

絶対行ってやんねー!!

面白そうだけどムカつくわ!!!!

 

夏だし穴掘って熱中症になりたくないしね。

 

うちの大学からは0人の参加でした。

 

あとで知ったけどこの先生考古学会では鼻つまみ者で浮いてるらしい。

なんなんだよ。