身近な合成獣
伝説上の生き物とか妖怪、怪物って良いですよね。
ゲームや小説でよく目にします。
中でも合成獣。
色々な動物がひとつの怪物に投影してあるものです。
代表例「キメラ」(キマイラ)
<ギリシャ神話>
ライオンとヤギとヘビですかね。
ゲームなどでもお馴染み。
代表例「グリフォン」(ヒッポグリフ)
<歴史/ヘロドトス など>
ハリーポッターシリーズで活躍しましたね。
鷲とライオン、と思ったけどこの画像馬だな。なんだ?
これらは成功例です。龍とかもカッコいい。
しかし中にはおかしい組み合わせ、おかしい設定の怪物もいます。
密林で何頭か発見したので報告します。
人が混ざってるやつはキリがないので動物×動物でいきましょう。
なんなんだお前①
<博物誌/プリニウス>
ニワトリの頭とヘビの怪物です。
毒の霧を吐き「蛇の王」と言われている。
ヘビはそれでいいの?
頭が鳥のやつを王様にしてていいの?
鷲の頭とかなら理解できるけどニワトリ野郎に従うって自分らプライドなさすぎちゃう?
僕がヘビだったら水のように優しく花のように劇しく反乱を起こす
なんなんだお前②
鵺(ぬえ)
<平家物語>
日本代表。
猿の顔、たぬきの胴、トラの足、尾が蛇の妖怪です。
源平盛衰記にも出てくる得体の知れない不吉な妖怪。
顔はサルで正解でいいの?
トラの方が良くない?
牙とかも生えてる。
サルって怖いイメージないし...いや胴のタヌキもおかしいけど。
サルに強い、カッコいいっていうイメージがなさすぎて、
ソシャゲではなかったことにされてる。
タヌキも一緒に消されたか...。
あとそのツノは何。
なんなんだお前③
バロメッツ
<ヨーロッパの伝承>
いやキャラデザーー!!!
ヨーロッパ人が木綿を知らない、羊毛しか使ってなかったときにアジアで木綿を見て誤解したのだとか。
羊が木になるんだぞ!と。
まぁ未知を解明するのに知ってる事に当てはめて考えるのは普通です。間違ってない。
ただ羊の部分の肉は「カニ」の味がするっていうのは何?
適当こいた奴出てこいよ。
なんなんだお前④
ミュルメコレオ
<フィシオロゴス/中世ヨーロッパの教本>
ライオンとアリの間に生まれた生き物。
顔がライオンのせいで野菜が食べられず、
胴がアリのせいで肉を消化できず、
餓死をする生き物。
えぇ...
アリとともにアリの巣で生まれるが、
大きいためほとんどが地上に出られず死ぬ。
えぇ...
なんのために生まれて、
何をして生きるのか。
出典のミュルメコレオに至っては何こいつ。